
Case
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非公開物流基幹システム実績
クライアントの課題
物流業務全般のシステム化
物流業務は部門横断で多くの人員が関わり、現場オペレーションは担当者判断と手作業に依存していました。これによりコスト増と品質ばらつきが生じていたため、顧客・商品・受注・在庫・発送を統合し、自動化と統制を実現する新たな物流基幹システムの構築が求められました。
ソリューション
新規基幹システムの構築にあたり、Next.jsを用いた管理画面フロントエンドとExpo(React Native)によるユーザー向けモバイルアプリを、pnpm/Turborepoのモノレポ環境で効率的に開発。shadcn/uiのFigmaキットを活用したUIコンポーネント開発により、管理画面を迅速に構築しました。バックエンドはGolang(Echo)でゼロから構築しています。
AWS上にTerraformでインフラを構築し、Cognito、SQS、EventBridge、Lambda、App Runner、ECS、S3 などのサービスを組み合わせたマイクロサービス基盤を整備しました。これにより、外部の在庫管理サービスやPOSレジシステムとの非同期データ連携やバッチ処理を実現し、複数システム間のデータ統合を可能にしました。
テックリード
新規システム立ち上げの初期段階から、モノレポ構成やUIコンポーネント基盤の構築、ドメイン駆動設計(DDD)の導入など、効率的に開発できる土台づくりを行いました。
- Next.jsとReact Nativeをモノレポ構成で管理し、UIコンポーネントライブラリを整備して画面開発を効率化
- 物流ドメインをDDDでモデリングし、受注・在庫管理など複雑な業務ロジックを堅牢に実装
- AWS上のイベント駆動アーキテクチャを設計し、多様な外部システム連携を実現
成果
今回のシステム化により、従来は手作業だった商品データの外部連携が自動化され、日次の登録負担を大幅に削減しました。さらに、顧客の新規登録〜審査・承認〜取引停止までのフローを一元化し、受注作成や配送日時・温度帯指定といった複雑な業務ロジック、倉庫・在庫システムとの連携までを自動化。リードタイム短縮とヒューマンエラー抑制に寄与しました。
スクラム/アジャイルで業務を段階的にシステム化し、ユーザーテストで現場のフィードバックを的確に反映。運用を止めることなくスムーズなシステム移行を実現しました。
開発:株式会社FLAT(山村)
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